ステイホームで家にいる時間が増えたことと、毎年行っていたグアムや沖縄に行けなくなりました。
そこで、自宅マンションのベランダに超快適な自分だけのリゾート空間を作ろうと思いつきました。
道具好きなので、まず電動工具や大工道具を購入し、早速ベランダ書斎のDIYにとりかかりました。
ではどのような順番でベランダ書斎を作って行ったか、その流れを説明します。
まずはウッドタイルで床を仕上げる

ネットショップやIKEAなどで探しました。いろいろ売ってます。
ウッドタイルと言っても、天然木だと色あせが速いので、木粉を混ぜた樹脂製にしました。
天然木に比べてナチュラル感は劣るけど、長く美観が保たれる方が重要だと思ったからです。
木材が色褪せると灰色になるんです。それは避けたい。
パネルとパネルを接合するだけなので、敷き込みは簡単。あっという間に仕上がります。
ウッドタイルをしくだけでベランダの雰囲気はガラッと変わりますね。
いろんな意味で最も厄介モノ エアコン室外機のカバーを作る
エアコン室外機はベランダ書斎の天敵と言っても過言ではありません。
まず、見た目が悪い。
家電メーカーもエアコン本体のデザインは考えているんでしょうが、室外機のデザインにお金をかける会社はないですよね。
機能最優先の金属製の白い四角い箱は、雰囲気づくりの邪魔でしかありません。
しかも、夏の冷房時には熱風をはき出すので灼熱地獄のベランダには居られなくなりますし、観葉植物なども枯れてしまいます。
ということで、いい雰囲気の室外機カバーをDIYします。
1×4材を使って室外機カバーをDIYする
材料はホームセンターの木材売り場(たいてい屋外にあります)で売っている1×4(ワンバイフォー)材が手頃です。1×4というのは厚さが19mmで幅が89mmの材料です。長さは一般的には1820mmのものが多いと思います。
屋外売り場には1×4材がたくさん積んでありますから、1本ずつ手にとって、曲がりの少ないものを選びます。
この選定作業は意外に大事です。曲がりの少ない1×4材は、店にもよりますが、3〜5本に1本くらいではないでしょうか。
1×4材は事前に長さを決めておき、できるだけお店のスタッフさんにカットしてもらいます。
家でカットするには、電動ノコか手ノコでカットするしかありません。
電動ノコは大きな音が出るし、手ノコはシンプルに疲れます。
1カットいくらの有料だとしても、木材はお店でカットしてもらうのが効率的だと思います。
DIYのコツは、できるだけシンプルに設計する
私は30×40の木材もよく使います。
この30×40の材料でシルエットの骨組みを作り、その周囲に1×4材を貼り付けて壁にするイメージです。
DIYでイメージ通りの作品を生み出すコツは、徹底的にシンプルな設計をすることだと思います。
いろいろなブログやYouTubeを見ながら、自分流の設計図を考える作業は、なんとも楽しい時間です。
設計が終わったら、先ほど書いた木材のカット寸法のメモを作ります。
この時、カット寸法優先で設計が変わることもあります。
そのメモを握って、車に乗ってホームセンターへ出かけるわけです。
私のDIY作品 第1号はこの室外機カバーです

排気口の部分は上向きのルーバーを取り付け、熱風が上に抜けてくれるように工夫しました。
塗装は「オールド ウッド ワックス」のウォルナットという色で塗りました。
この「オールド ウッド ワックス」とても伸びがよくて、スポンジで簡単に塗ることができます。
左の「アンティーク ワックス」はナチュラルな色に塗りたい時にワンポイントで使っています。

わが家のベランダには2つ室外機があり、洗濯物干し場側の室外機カバーが下の写真のものです。
こちらは排気はそのまま出してもよいのでルーバーは付けませんでした。
その代わり、上部には玉ねぎやジャガイモなどの収納スペースと、洗濯物のカゴを置くスペースを用意しました。これが意外に便利で、妻にも好評なポイントです。

好きなものを飾るように収納できる棚をDIYする
ベランダ収納には、自分の趣味の道具や好きなモノたちをきれいに飾れるスペースが必要です。
趣味の道具には大きいモノや汚いモノもありますよね。
私の場合は、飾りたいモノは、
- ソロキャンプの道具や食器、ランタンなど
- DIYの工具類
- 観葉植物(アガベやサボテンたち)
大きいモノや汚いモノ
- テント、シュラフ(寝袋)
- 登山靴(靴底にはたいてい土がついてる)
- ガーデニングの道具や土
- ソロキャンプの薪
これらを快適に収納できる棚をDIYします。
収納棚のDIYに役立つ材料 スノコ、パンチングボード、棚板
大物収納の棚にはスノコを活用すると効率的だし経済的です。

魅せる収納の背面には、柄付きのパンチングボードがいい味を出してくれました。

作業台にもなるテーブル天板には仕上げのきれいな棚板を使いました。
天板はたわんでしまうことの無いよう、裏を1×4などでしっかり補強して使っています。
「ルーバー型プランター」で周囲の視線をカット。オリジナルのガーデニングシステムをつくる
自分だけの居場所づくりにはプライベート感は重要です。
目隠しルーバーで周囲の視線をカットし、おこもり感を高めます。
ルーバーは1×4材を使っています。
ルーバーは下の写真くらいの密度で並べると、視線を遮りつつ暗くなりすぎないちょうどいい感じ。
また、ルーバーを自立させるために両袖にプランター棚を取り付けました。

さらにルーバーの好きな位置に棚を付けることのできるオリジナルのシステムを考えました。
DIYの工具をきれいに収納する「フレンチクリート」という仕組みがありますが、それの応用です。
余った木材で作れるので、たくさん作りました。

この棚には植木鉢が1つのります。
その日の気分に応じて飾りたい植物をのせて空間の変化を楽しみます。
最後にデスク 兼 室外機の熱風ガードをDIY
ベランダとはいえ「書斎」ですから、何か書いたり、パソコンしたり、(将来は)水彩画を描いたりしたいと思いました。
なので「デスク」が要ります。
デスクはガッチリしたものにしたいので、いつもの1×4材ではなく、2×4材(板が倍の厚さ)を使います。
2×4材は手ノコで切るのはさらに疲れるので、必ずお店でカットしてもらいます。
デスクの背面には化粧パネルを貼り付けて、室外機の熱風をガードする役割も持たせました。
2×4材で作るとどっしり感が違います。

ベランダ書斎は まさに「大人の隠れ家」
私はこのベランダ書斎で、植物いじり、写真撮影、昼寝、たまにテレワークなどいろいろなことを楽しんでいます。
休日にここで過ごす時間は最高です。自分だけの「大人の隠れ家」です。
収納量もなかなかです。これからはバイク用品なども増えてくるので、さらに活躍することでしょう。
自宅に居場所のない人、趣味のモノの収納場所のない人、「ベランダ書斎DIY」おすすめです!



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