50代にして人生初のバイク免許。「小型2輪AT免許」に挑戦する。

ハンターカブ CT125 パンフレット ハンターカブでソロツー

私、今まで、バイクって若い人の乗り物って思ってました。

だから50代のおじさんが教習所に通うって、恥ずかしい!って考えてました。

でも憧れのハンターカブに乗るためには免許が必要です。

だったら教習所行くしかない。

で、勇気を出して教習所に通い、どんな教習を受けて、どうやって卒業したのかまとめてみました。

あの頃の私と同じように迷っているおじさん達が勇気を持ってバイク免許に挑戦できるといいな、と思います。

小型2輪AT免許は8時間の教習で取得できる

入校の手続きと入校までの準備

コロナ禍で到来したアウトドアブーム、開放感を求める人々が急増したため、教習所はどこも満員御礼らしく、申し込んでもすぐ入校とはいきません。

私の場合は8月に申し込んで、入校は10月1日となりました。

ヘルメットやグローブなど夏は暑そうなので、少し涼しくなってから通いたかったので好都合でした。

急いで免許が欲しい人は、入校までに時間がかかることは要注意です。

入校までに用意するもの ヘルメットとグローブ

次に入校までに必要なものですが、ヘルメットとグローブです。

コロナのせいもあり、これらはレンタルしてくれないようです。

プロテクター(胸、肘、膝)は貸してくれるので不要です。

ライディングシューズもあればいいですが、小型2輪はほとんどこけることがありませんから、スニーカーと靴下で大丈夫です。

ヘルメットもとりあえず安いものを、と考えがちですが、結局別なものを買うことになるので、最初から気に入ったものを買いましょう。

ちなみに私は、ヘルメットはSHOEIのEX-ZERO(カタチに一目惚れ)と、グローブはフランスのメーカー helstonsで揃えました。

教習8時間の内訳

1限目:初回実車

いきなり実車に乗って教官の後ろを追いかけます。数十年ぶりの原付はアクセルの加減がわからず大苦戦。

ウィンカーは付けっぱなしだし、S字やクランクも下ばかり見て、女性教官に注意されっぱなし。

一本橋も何度も途中で落下、ヘルメットの中は大汗でした。

一本橋のコツは教本にも書いてあるんだけどなあ。

でもこの初回で最も重要なのは、走行コースを覚えることです。

なぜなら次回実車に乗るときは第一段階の「みきわめ」だからです。

2限目:シミュレーター

大きなテレビ画面の前にバイクが置いてあるゲームセンターのようなやつです。

写真はイメージです。

マニュアルとオートマでバイクの上部を教官がヨイショと入れ替えます。

実車とはハンドルやアクセルの加減が全然違い、うまく操縦できません。

カーブでスピードを出すと危ないよ、ということを教わりました。

3限目:実車(第一段階みきわめ)

前半は勝手に走っておいて、って感じで自由でした。

一生懸命走り回ってコースを覚えます。

最後に教官が後ろについてくる形で、一通りコースを走り、みきわめ合格でした。

4限目:シミュレーター

少し、街なかの道を走るシミュレーション。

普段自動車で走っているのに、知らない標識連発で驚いた。

一番苦労したのは急制動

5限目、6限目:実車

運転にはもう慣れてきて、コースも完璧。

あれほど怖かった一本橋も全く不安なしに。

しかし、ここから始めた「急制動」がうまくできない。

30キロ以上のスピードで立ててあるコーンを過ぎたらブレーキをかけ、8メートル先の線の手前で止まる。

何ができないかというと、どうしてもコーンの手前でブレーキかけちゃう。

何度やり直してもブレーキが早い。

こんなところでつまづくとは・・・。

7限目:シミュレーター

街なかの危険がいっぱいをシミュレーションで体感。

8限目:実車。第二段階のみきわめ

最後の急制動だけやり直し。これはやばい。なんとかみきわめ通過で卒業検定へ。

あっという間に迎える山場「卒業検定」は平常心がすべて

入校して3週間。

会社があるので土日しか通えなかったが、あっという間に「卒業検定」だ。

卒検で不合格の人のほとんどは一本橋での落下らしい。

私は急制動にも不安が残る。

精神的にいつも通りなら問題ないとはわかっているが、一発勝負はソワソワする。

いざ卒検。

いつもは楽勝の「一本橋」で恐怖のぐらつき

卒検は2つのコースのどちらかを直前に言い渡される。

私は1コース。一本橋とクランクの順番がいつもと逆だ。

S字をフラフラしながらもクリア。あれ、いつもと違う。

次は勝負の一本橋。

乗った瞬間に大きくぐらつく。あああ、もうダメか!

咄嗟にアクセルふかして体勢を戻してギリギリセーフ。危なかった!

その後は順調にコースをこなし、最後の急制動へ。

スピードはギリギリ30キロくらいでコーン通過。しっかり止まって見事クリア。

バイク停止後、教官から「最初の一本橋はやばかったけど、全体的に良好です」とのひと言。

新しいことにチャレンジして緊張することのよろこびを知る

その後、教室に集められて「卒業証書」を受け取りました。

最初は冷や汗もかいたし、おじさんならではの恥ずかしい思いもしたけど、新しいことにチャレンジしている自分が嬉しかったし、誇らしかった。

卒検の緊張感は会社の役員プレゼンとは一味違う、何か懐かしいものでした。

この歳になると緊張する場面もあまりなく、こんなふうに右も左もわからないアウェー感って刺激的でした。

教習所を卒業し、バイクの納車を待っている日々。少し寂しい「教習ロス」です。

コメント

  1. ノキ より:

    私もハンターカブに乗りたくて自動車学校に申し込み、最初の教習を明々後日に迎える40代です。少々不安はありますがこのブログを見て勇気づけられました!
    グローブかっこいいですね。僕もhelstonsにしようかな…。

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