最近、朝から疲れていませんか?──その原因、もしかして「軽度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)」かも
「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない」
「朝起きるのがつらい。スッキリしない」
そんな悩みを抱える50代・60代の方が増えているようです。
私もそのひとりです。
加齢のせいだと片付けてしまいがちですが、もしかしたらその原因は「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」かもしれません。
私自身、先日「東京科学大学 快眠センター」を受診し、簡易検査を受けてきました。
簡易検査の様子についてはこちらの記事をご覧ください。

私の検査結果は、「軽度の 睡眠時無呼吸症候群」でした。
寝ている間、機械で空気を送り込むCPAP(シーパップ)療法は重度でないと適用されません。
マウスピースでの治療は可能だそうです。
今回は、自宅でできる簡易検査のこと、無呼吸の原因、そして自分でできる対策まで、実体験を交えてお伝えします。
なぜ寝ても疲れるのか?|中高年に増える「軽度SAS」の実態
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする症状を「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と呼びます。
1時間あたり5回以上の呼吸停止があれば、軽度のSASと診断されます。特に多いのが「加齢+体重増加」によって気道が狭くなるケースです。
こんな症状に心当たりはありませんか?
- 朝起きたときの頭痛や倦怠感
- 日中の強い眠気や集中力の低下
- いびきがうるさい、いびきが止まる
- 家族に「寝てる間に息が止まっていた」と言われる
私は、特に上の2つ。起床時の倦怠感と夕方の眠気がひどくなってきました。
単身赴任で基本的には一人で寝ているため、寝ている間に息が止まっているかどうかは自覚がありません。
「まさか自分が?」と思う方ほど、軽度のSASに気づいていないことが多いようです。
簡易検査で自宅からチェックできる時代に
一泊入院しての精密検査の前に、まずは自宅でできる「簡易検査機器(簡易PSG)」で睡眠中の呼吸状態がチェックできます。
以下のような数値が1晩で測れます:
- 呼吸停止・低下の頻度(AHI)
- 最長無呼吸時間
- 睡眠中の酸素飽和度(SpO2)
私もこの簡易検査で「軽度のSAS(AHI 7)」と診断されました。
・呼吸停止・低下の頻度は1時間あたり11.6回(15回から中度、30回以上で重度です)
・呼吸停止・低下していた時間は最長で84秒!
・睡眠中の最低酸素飽和度は79%!
特に酸素飽和度はショックでした。一般的には90%を下回ると要注意だそうです。
重度でなかったことは喜ぶべきことなんでしょうけど、
CPAPのような即効性のある治療が受けられない状態です。
自分でできる改善策|横向き・うつ伏せ寝がカギになる理由
仰向けが無呼吸を引き起こすメカニズム
仰向けで寝ると、舌が喉の奥に落ち込み、気道がふさがれやすくなります。これが無呼吸の原因に。
そこで有効なのが「うつ伏せ寝」。舌が前に引かれ、気道が自然に広がるため、呼吸がスムーズになります。
ただし、普通の枕ではうつ伏せ寝は難しい…
- 顔がうまく横を向けない
- 首や腰が痛くなる
- 呼吸がしづらい
このような問題を解決してくれるのが、「うつ伏せ寝専用枕」です。
価格:14850円 |
うつ伏せ寝用枕のメリット
以下のような設計により、快適な睡眠と無呼吸の軽減をサポートしてくれます:
- 首や腰に負担がかかりにくい傾斜構造
- 顔を左右どちらにも向けやすいデザイン
- 胸部と骨盤の圧力を分散し、安定感UP
マウスピースやCPAPを使う前に、まずはこのような寝具から始める方も増えています。
私の体験談|うつ伏せ寝に変えて睡眠の質が激変!
調べてみたら、うつ伏せ寝用の枕ってあんまり売ってないんですよね。
最初は普通の枕では苦しくて続きませんでした。
しかし、専用の「うつ伏せ寝用枕」を使ったところ、首も楽で、朝の目覚めがまるで違う!
何より、日中の眠気が明らかに減りました。
誰にでも効果があるとは言い切れませんし、この効果がいつまで続くかもわかりませんが、
この枕と心中するくらいの覚悟で使い続けていこうと思います。
ちなみに私が使っているのは「FUSERO4」のブラックです。

価格:15950円 |
まとめ|軽度の無呼吸こそ見逃さず、自分でケアを
軽度の睡眠時無呼吸症候群は、放置していても命にかかわる重症になるわけではありません。
しかし、毎日の「疲れが取れない」「やる気が出ない」といった不調は、じわじわと生活の質を下げていきます。
そこで、今できる3つのステップ:
- 自宅でできる簡易検査を受けて、自分の状態を知る
- 軽度であれば、まずはうつ伏せ寝枕などの寝具を見直す
- 日々の睡眠環境と生活習慣を意識して改善していく
健康な体と心は、質の高い睡眠から。
「うつ伏せ寝」も選択肢の一つです。


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