ドライガーデンとはどんなガーデニングか
ドライガーデンとはその名の通り、ドライ、つまり水やりがほとんど必要ないガーデニングです。
南米の乾燥地帯の植物が主役で、アメリカの西海岸のサーファーの文化でもあります。
大きめの岩の間から植物」が生えているように見えることから「ロックガーデン」とも呼ばれます。
ワイルドでかっこいいガーデニングはまさに大人の男の趣味として最適ではないでしょうか。

ベランダでドライガーデンは可能なのか?
ドライガーデンは常緑の迫力ある植物が主役ですが、鉢植えも可能で、大量の水やりも不要なため、ベランダガーデニングに向いているといえます。
大きな木を植えたり、花壇が必要なものではなく、植物単体の美しさを愛でる、どちらかというと盆栽に近いかも知れません。
もちろん植物の配置で立体感を出すことも工夫次第では可能ですし、ベランダで十分楽しむことができるガーデニングです。
ベランダドライガーデンに適した植物5選
男のガーデニングの主役はアガベ
アガベ ベネズエラ
肉厚なブルーグレーの葉は鋭く尖り、鋸歯もあってワイルド。男前なベランダドライガーデンには欠かせない主役級の存在感を持っています。

アガベ チタノタ
アガベの中でも肉厚で大きな鋸歯が特徴のかっこいい植物。あまり大きくならず、耐寒性もあるため育てやすいのでベランダドライガーデンには最適。

吉祥冠
ポタトラムという別名を持ち、美しい形の葉と黒褐色の鋭いトゲが特徴の男前なアガベです。

主役のアガベを盛り立てる脇役たち
コルディリネ・オーストラリス・レッドスター
ニオイシュロランとも言われるコルディリネ。ニュージーランド固有の植物です。
赤銅色の放射線状に伸びる葉はドライガーデンの最高のアクセントになります。耐寒性もあり、関東以南なら外でも冬を越せます。主役ではありませんが、ドライガーデンづくりの最初に欲しい植物です。

ユッカ・ロストラータ
ユッカ ロストラータ(Yucca rostrata)は、アガベ同様にアメリカ南西部やメキシコに自生しているリュウゼツラン亜科の植物です。放射状に伸びる葉がとても美しくドライガーデンには欠かせない植物です。アガベよりも葉が薄く細長く伸びています。
日光が好きなので日当たりのよいところで育てることと、湿度に弱いので水のやり過ぎに注意が必要です。寒さには強いので育てやすいと思います。

・ソテツ

・サボテン

私のベランダガーデンを紹介
我が家の主役アガベたち
まず、一番のお気に入りが、この「雷神」。
赤いトゲと鋸歯がめちゃくちゃかっこいい。ずっと見てられます。
たまにトゲが指に刺さって「いたっ」となるところも好きです。

雷神とは違って女性的な柔らかさを見せる「王妃雷神錦」。
小さいけど白い斑(ふ)が入っててなんともかわいい。
雷神と王妃雷神錦はまるで夫婦ですね。

この王様感がある大きな雷神は近所の花屋さんで見つけた掘り出し物です。
3,000円以下で買えてラッキーでした。

アガべ ホリダもカッコよくて、お気に入りでした。
ただ日当たりが悪かったようで徒長(とちょう)してしまい、形が崩れてしまいました。
アガベの難しさを教えてくれました。

最後にこれも徒長してしまった「ドラゴントゥース」です。
最初に手に入れた思い入れの強いアガべです。

ベランダガーデンを彩るアガべ以外の植物たち
オリーブです。
ルッカとエルグレコという2種類、3本の鉢植えです。

ブルーベリーも2種類の苗を育てています。
そうすることで交配し、実をつけてくれます。

左がガジュマル。右はイエルバブエナ(別名|モヒートミント)です。
ミントは頻繁に水をやらないといけないので、ドライガーデンには向かないかも知れません。

左がコルジリネレッドスター、赤い葉がアクセントになります。
右はパキラ。観葉植物の定番ですね。

これらの植物に囲まれているだけで、幸せな気持ちになれるんです。
かっこいいドライガーデンをつくるコツ
私も試行錯誤の毎日ですが、これが楽しいんです。
これまで色々失敗してきた私が感じているコツをいくつか紹介します。
・水はできるだけやらない。水のやり方は、雨の日にたっぷりと。
・とにかく日当たりと風通しのよい場所で育てる。
・枯れたと思ってもあきらめない。徒長してしまったと思ってもあきらめない。
ベランダの大人の秘密基地を飾る「男のベランダドライガーデン」あなたも挑戦してみませんか。
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