定年退職したらもちろん、退職されない方も勤続30周年や、60歳で役職定年すると、1ヶ月くらいまとまった休みがもらえますよね。
セカンドライフのスタートとも言えるこのタイミングに、あなたはこの貴重な時間を何に使いますか?
そう、今まで会社と子育て中心で、やりたくてもできなかったことをするチャンスですよね。

日本人が定年後にやりたい事は
1位は「旅行」、2位「働き続ける」、3位「芸術」、4位「料理」、5位「スポーツ」
だそうです。 (東京海上日動あんしん生命アンケート|2015年より)
今までできなかったことのひとつは、そうです「ひとり旅」です。
ひとり旅はこれまでの人生を振り返る絶好のイベントです。
計画、宿の予約、旅行本番まで全て自分ひとりで決めるひとり旅には真の自由があります。
できれば行き先は国内ではなく海外の方がより冒険感がありますよね。
自由かつ冒険感を満たす旅として「台湾一周ソロ旅」をおすすめします。
私も2019年の秋に勤続30周年の特別休暇1週間を使って、台湾一周のソロ旅に出ました。
これまでに味わえなかった最高の経験ができました。
この旅の詳細は別の記事で説明しますね。
この台湾一周、ほんとにおすすめで、私以外の方もかなりの確率で満足いただけるのではないかと思います。
でも、いきなり台湾一周はちょっと・・・と思われる人多いでしょうね。
- 計画を立てるって、何から手をつけたらよいのかわからない
- 台湾国内の移動手段はどんなものがあるの?
- そもそも台湾って台北と九分(千と千尋で有名)と十分(ランタンで有名)以外に見るところあるの?
この記事を読めば、今日からあなたの台湾一周「ひとり旅」が始まります。
- 大人ソロ旅の計画の立て方がわかります。
- 台湾国内の交通手段やホテルの予約の方法がわかります。
- 台湾の行くべき都市や見るべき場所、味わうべきグルメがわかります。
さあ、勇気を持って大人のひとり旅「大人ソロ旅」の冒険に出かけましょう。
男の海外「大人ソロ旅」は台湾一周で決まり
見どころの多いヨーロッパや中国、ドラマで見た韓国といろいろな国がある中で、なぜ台湾一周なのか?これから説明しますね。
人が優しく、民度が高い台湾は、実は日本よりも治安がよい
オードリー・タン大臣の元、新型コロナを見事に封じ込めた台湾の人々の民度の高さは驚くべきものがあります。

ルールをきちんと守る、お年寄りや妊婦さんへ優しくする、など規律をきちんと守ります。
世界有数の親日国でもある台湾の人々は、とにかく優しく、明るく、控えめです。
その結果、台湾の治安は日本より上だと言われています。
私も日本より安全な国があるなんて知りませんでした!
大きさは九州とほぼ同じで、新幹線など交通の利便性が高い
台北から台南までは新幹線(日本の新幹線と同じ車両)が走り、数日あれば鉄道で台湾を一周できます。

台湾新幹線公式ホームページで予約できます。
台北や高雄などは地下鉄もあり、各都市もバスやタクシーが走り回っています。
駅前にはレンタサイクルの店も多く、気軽に使えます。私もかなり使いました。

それぞれの都市の特徴がはっきりしていて、食べ物が美味しい
台湾は都市によって気候や景色、食べ物が全く違います。
そしてそのどれもが魅力的なんです。
だからどの都市も好きになれるし、どこで何を見て、何を食べたかの記憶も鮮明です。
大人ソロ旅「台湾一周」計画の立て方
ここでは計画の立て方をご説明します。
1.旅の時期を決めよう
まず旅の季節を決めましょう。
結論から言うと、ベストシーズンは日本の初春か晩秋です。
台湾の夏は日本人にはきつい!
台湾本島の中央を横切る北回帰線を挟んで北が亜熱帯、南が熱帯地域です。
台湾一周となると当然南にも行きますから(というか南がメイン)夏は避けた方がいいですね。
夏は台風も多く、東南アジアの旅にとっては計画も立てにくい季節です。
短い冬を挟んだ春と秋、特に日本だと寒い季節3月や11月くらいがベストシーズンだと思います。
旬のフルーツで決めるのもあり
台湾への旅の大きな楽しみのひとつは美味しいフルーツです。
誰もが思い浮かべるマンゴーは夏のフルーツで、台湾と言えど冬にはあまりありません。

台湾の冬のフルーツといえば釈迦頭(しゃかとう)です。

シュガーアップルとも呼ばれる品の良い甘さが特徴です。
私はマンゴーよりも釈迦頭の方が美味しいと思います。
マンゴーと違って日本ではあまり食べられませんしね。
もうひとつ台湾で美味しいフルーツがパパイヤです。

街にはパパイヤジュースの店が沢山あります。
このパパイヤは台湾では年中食べることができます。

もっと激ウマ! 食べ台湾 地元の人が通い詰める最愛グルメ100軒 [ Aiwan ]
2.行く都市を決める
台湾本島は九州と同じくらいの大きさです。街もたくさんありますし、見どころもたくさんです。
その全てを見て回ることは時間的にも体力的にも不可能です。
行くべき街、見るべき場所を絞りましょう。
一ヶ所での滞在時間をできるだけゆったりとって、暮らすように旅することを楽しみましょう。
旅のスタート地点 台湾最大の都市「台北」
言わずと知れた台湾の首都。
ショッピングにカフェ、夜市もたくさんあり、台北101など見どころも盛りだくさんです。
タピオカやかき氷などスイーツも人気で、女子旅には欠かせない街です。
しかし!大人の男にとっては台北であまり時間をとられるのはマイナスです。
台北から近い台湾最大の観光地「九分」やランタンで有名な「十分」もたいへん魅力的ではありますが・・・あえてスルーすることも考えましょう。
理由は、あまりの人混みで、大人の男には精神的に疲れるからです。
日本の喧騒から逃れ、癒されに行っているのにまた人混みでは、意味がありませんよね。
女子旅の定番 映えスポットの多い「台中」

歴史ある観光地「安平」と美食の街「台南」

原住民文化と自然豊かな「台東」

脅威の風景「タロコ渓谷」の拠点「花蓮」

3.各都市での滞在期間を決める
見どころをしっかり見た上で、その街の雰囲気を知るためには2泊3日は欲しいですね。
初日は観光地をめぐり、街の地理に慣れる。2日目は地元の店や裏路地などを散策してみる。
この2日目に思わぬ発見や出会いがあったりします。
で、3日目は次の街へ移動します。
全体で1週間の旅だとしたら、2都市+α。10日間だとしたら3都市を楽しめます。
旅の初日と最終日が台北(桃園空港)だとしたら、あと2都市か3都市です。
4.都市間の移動手段を確保する
台北から台南までは台湾新幹線が速くて快適です。
台南から最南端をぐるっと回って台東へは特急列車があります。

特急は自強号やプユマ号、タロコ号などがあります。
予約は「T Express」というスマホアプリで簡単にできます。
5.見たい場所や食べたい料理をピックアップする
それぞれの街の観光名所や名物料理はあまりにもたくさんあり、全ての場所をめぐり、全ての料理を食べるのは不可能です。
涙を飲んで絞り込みましょう。

例えば、台南の見どころといえば、メジャーなところだけでも「孔子廟」「赤崁樓」「林百貨」「神農街」「花園夜市」「安平古保」「安平樹屋」と盛りだくさんです。
まずは、街の白地図にマーキングして、ぞれぞれの場所の距離や移動手段を確かめましょう。
6.日本からの航空チケットを予約する
日本から台湾への航路を持っている主な航空会社は、
- 日本航空
- 全日空
- 中華航空
- エバー航空
- キャセイパシフィック
- ジェットスター
ちなみに私はエバー航空が好きです。あまり意味はありませんが、金城武のCMが好きなのと、以前予定変更などの際の対応が良かったからです。
予約はそれぞれのホームページで行います。
7.ホテルを予約する
ホテルの予約は案外簡単です。
私がよく利用するサイトを紹介します。
- Booking.com(国内旅行でもよく使います)
- agoda
- Expedia
- 楽天トラベル(出張でもよく使います)

それぞれスマホアプリがありますので、実際に見てみてください。
大事なポイントはキャンセルポリシーと支払い方法です。
安い!って思って予約すると「前払い、キャンセル不可」のケースもありますから、要注意です。
私は3日前までキャンセル無料、現地支払いを基本としてます。
とりあえずひとつホテルを確保してから別なホテルも検討したりしてます。
このホテル探しも旅の楽しみのひとつですね。
8.街の中の移動方法を確認する
街の中の移動はできるだけ徒歩が楽しいです。
歩いていると思わぬ風景や掘り出し物の店を発見したり、現地の人との出会いなどを楽しむことができます。
ただ、時間も限られている中、公共交通機関を使わないで済ますことは不可能です。
主な交通手段
- 地下鉄(都市が限られます)
- バス(地方都市ではもっとも使います)
- タクシー
- レンタサイクル(駅前にはたいていあります)
バスは路線や時刻表などを攻略できればもっとも使える移動手段です。便利なアプリなどもありますので、また別の記事で説明しますね。
9.持っていくものを決める
とにかく持ち物はコンパクトで軽量を目指しましょう。
必要なものは以下のものです。
- パスポート
- スーツケース
- リュックまたはウェストバッグ
- 着替え
- カメラ
- 本またはKindle
- 薬
- グルーミングセット(髭剃り、ヘアケアグッズなど)
- 財布
- レンタルWiFi
現地で手に入れることができるモノや、ホテルに常備してあるモノは持つ必要はないですね。
まとめ
旅にトラブルはつきものです。
いくら綿密に計画を立ててもその通りに行かないところもまた楽しいのがひとり旅です。
ミスがあっても誰にも責められることはありません。自分の中で笑い話にできるんです。
もしかすると、これが大人ソロ旅の醍醐味かもしれませんね。
そんなミスや計画外の出来事があっても、やさしく助けてくれるのが現地の人々です。
言葉の伝わらない人と人とのコミュニケーションを探しに、さあ台湾一周の冒険へ出かけましょう!

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